ボリショイバレエ「くるみ割り」 1月2日
2011年 01月 02日
この日の主なキャスト
マーシャ マリアナ・ルイシキナ
王子 ドミートリー・グダーノフ
ドロッセルマイヤー アンドレイ・メルクリエフ
ネズミの王様 ゲオルギー・ゲラスキン
中国人形 岩田守弘
30日が若手ソリストの初々しいマーシャと王子なら、こちらは主役が二人ともプリンシパルで、
踊りなれているし、危なげなく「上手い」というのが感想です。
ネズミの王様は、あーしゃ的には今日のゲラスキンより30日のビタリー・ヴィクティミーロフの方がより悪っぽいので好みかな。
メルクリエフのドロッセルマイヤーは凄みがどんどん増しています。
30日のデビューの後に、31日の昼公演(ルスラン・プローニンが病気降板した為代役)
に出演してるので、この日で3回目だったのですが、もう、完璧にドロッセルマイヤーが乗り
移ってるというか。
あんなに音楽性のあるドロッセルマイヤーは見たことありません。
今まで、ドロッセルマイヤーはダンサーというより、俳優の要素が強いなと思っていましたが、
メルクリエフのはまさに踊りと音楽が融合してました。 あれはやはり踊りなんだなと。
30日より全然よかったです。
あまりにすごくて王子のグダーノフが食われてました。(笑)
グダーノフは綺麗で上手に踊るのですが、プリンシパルなのにいつも主役のオーラが足りないので
(しかもロシア人なのに薄い顔)、メルクリエフの迫力に完全にやられてしまったようです。