ボリショイバレエ「ジゼル」(11月6日)
2011年 11月 09日
ま、この人、昨シーズン末に非常に痛いドンキのバジルデビューをしたばかりなんですが、
今度はアルブレヒトだよ、なんでこの人ばかりと思っていたら、なんと、この日はラントラートフの先生で昔の大スターのミハイル・ラブロフスキーの70歳の記念公演でした。
先生の記念公演の時は弟子がデビューすることがよくあります。
真ん中でお花を持っているのがラブロフスキー先生
アルブレヒトの登場のシーンで、ラントラートフの顔つきがラブロフスキー先生にそっくりでびっくり。
くるみの王子をデビューした時に、何もかもがラブロフスキーと一緒とロシア人の人達が言ってたことを思い出しました。 そこまで真似しなくてもいいのに。
しかし、ラントラートフは、貼りついた笑顔と大げさな表情がすごすぎる。
ドンキの見栄を切りまくりの歌舞伎バジルほどではなかったものの、この日もかなり大げさでした。
K姉曰く「あんな顔で挑まれて、メルクリエフ、よく笑わないよね」 はは、確かに・・・・。(笑)
でもまぁ、踊りの方はデビューにしては良かったです。
ジゼル役はルンキナでした。 「あ~、これがジゼルだよね」とちょっとホッ。
彼女のジゼルの全幕を見たのは初めてでしたが、評判通り、すごく良かったです。
狂乱のシーンでは、悲しさがあふれ、2幕は、まるで体重がないみたいに軽かったです。
死んでるので一切笑わないのですが、でも、冷たい感じではなく。
当初、ザハロワがキャストされていたのですが、数日前にルンキナに変更、ザハロワが観たかったのにと劇場前でチケットを売っている人がいましたが、私は、ザハロワよりルンキナのジゼルを観ることが出来てよかったな。
森番・ガンスはこの日もメルクリエフ。クールで熱いガンスでした。