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ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日)

7月に観そびれた『現代の英雄(Герой нашего времени)』を観ました。
ロシアの有名な詩人でもあり小説家でもあるレールモントフの小説が
ベースになった作品で、その主人公のぺチョーリンと彼に関わった女性との
関係を描いた作品です。

まずは一幕のぺチョーリンとベーラ


ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日)_f0209878_18545716.jpg

グルジア人のトランザシビリがグルジア人のベーラ役でデビュー。
ぺチョーリンはロチキン。 こいつはいつもの荒々しいだけの踊りで×。


2幕のぺチョーリンとウンジーナ。


ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日)_f0209878_18551384.jpg
ベリャコフ@ぺチョーリン、マルチェンコーワ@ウンジーナ。
ウンジーナ、夜の女だけあってきわどい衣装。
写真にありませんが、超デブなばーちゃんの着ぐるみをから出てくる
ヤンコ役のアントン・サビチェフがすごくよかった。 
ベリャコフ食われてました。 一幕のロチキンから比べたらベリャコフの方が
動きがちゃんとバレエで綺麗でしたが。


そして、3幕のぺチョーリンと公爵令嬢メリー

ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日)_f0209878_18544255.jpg
メルクリエフ@ぺチョーリン、シタシケービッチ@メリー。
メルクリエフは嫌な男ぶり全開。
(ぺチョーリンというのは、小説の中ですごくモテるけどエゴイストの嫌な男なのです。)
シタシケービッチ演じる公爵令嬢メリーは皆があこがれる避暑地の華なのはずなのですが、
地味でしたわ。 

最後のシーンで年代がことなる3人のぺチョーリンが一緒に踊るのですが、
やはり役者という意味でメルクリエフが群を抜いてました。
ただ振りをなぞっているだけの他の2人とはやっぱり違うのです。

作品として面白かったので、
3月の公演もまた観にいこうと思います。




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ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日) : モスクワの街角から... more
by asha_moskva | 2015-12-02 19:26 | 劇場 | Trackback(1) | Comments(0)

パリほどお洒落じゃなく、NYほどエネルギーに満ちてないけど、なんか味がある街モスクワをご紹介します。


by asha_moskva