ボリショイバレエ新作「現代の英雄」(11月28日)
2015年 12月 02日
ロシアの有名な詩人でもあり小説家でもあるレールモントフの小説が
ベースになった作品で、その主人公のぺチョーリンと彼に関わった女性との
関係を描いた作品です。
まずは一幕のぺチョーリンとベーラ
グルジア人のトランザシビリがグルジア人のベーラ役でデビュー。
ぺチョーリンはロチキン。 こいつはいつもの荒々しいだけの踊りで×。
2幕のぺチョーリンとウンジーナ。
ウンジーナ、夜の女だけあってきわどい衣装。
写真にありませんが、超デブなばーちゃんの着ぐるみをから出てくる
ヤンコ役のアントン・サビチェフがすごくよかった。
ベリャコフ食われてました。 一幕のロチキンから比べたらベリャコフの方が
動きがちゃんとバレエで綺麗でしたが。
そして、3幕のぺチョーリンと公爵令嬢メリー
メルクリエフは嫌な男ぶり全開。
(ぺチョーリンというのは、小説の中ですごくモテるけどエゴイストの嫌な男なのです。)
シタシケービッチ演じる公爵令嬢メリーは皆があこがれる避暑地の華なのはずなのですが、
地味でしたわ。
最後のシーンで年代がことなる3人のぺチョーリンが一緒に踊るのですが、
やはり役者という意味でメルクリエフが群を抜いてました。
ただ振りをなぞっているだけの他の2人とはやっぱり違うのです。
作品として面白かったので、
3月の公演もまた観にいこうと思います。