モスクワの街角から

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カオスなロシアの病院

昨日怪我をされて運悪くロシアの病院に運ばれてしまった
日本人の方のお手伝いをしました。

私が病院に着いたときには、廊下に置かれたストレッチャーの上で
寝かされてた。 毛布もかけてもらえずに。可哀相に。

廊下を見ると、同じ境遇の人達がズラリ。
戦時中かよ。。。(本当の戦時中は知らないけど)

しかも、勝手に退院手続きをされてた。
私が行った瞬間、その書類と、その患者さんの
荷物を全部「はい、これ」と渡され、帰ってくださいな
モード全開。

トイレは受付横に一つ。
電気もついていなく、暗い~。
そして、紙はない。 
その患者さんがトイレットペーパーが欲しいというので
お掃除の人にくれといったら「残念ながらないわ」と。ないわ~
ほんとに残念ですけど。

その後、ヨーロピアンメディカルセンター(まともなでも超高額な病院)
からの救急車を待ち、一緒に移動して、入院の手続き。

しかし、病気や怪我の方のお手伝いをしていつも思うことですが、
日本の保険会社の対応が遅い!
ヨーロピアンメディカルセンター(EMC)は、英語も通じるし施設も整っているし
いい病院ですが、治療費がべらぼうに高い。
そして、保険会社からの支払保証の手紙もしくは患者さんが前金を
払わないとちゃんとした治療はしてもらえないし、入院病棟に運んで
もらえないのです。

いつもそうですが、今回もその支払保証の手紙が来るのが非常におそかった。
保険に入れるときは手続きは迅速にやりますが、
払わなきゃいけないときの手続きは遅い。 
いくらビジネスでも相手は病人やけが人ですから、すばやく対応して
頂きたいものです。

結局、支払保障の手紙が来たのはEMCに到着してから4時間半後。
あーしゃがEMCを出れたのは24時でした。

15時からずっと夜中まで奔走して、
疲れて空腹だったあーしゃを救ってくれたのはこれ。


f0209878_18360095.jpg

けが人のヘルプでEMCに拘束されてることを知ったダイミジンさまが
おにぎりを差し入れしてくれたのです。
旅先で怪我をした患者さんのことも考えこんなに沢山!

何の準備もなく呼び出され、何時に帰れるか分からなくて、ちょっと
萎えかかってたときに、ダイミジンさまが天使のように暖かい
おにぎりを持って現れた。(笑)
そして、そのおにぎりを食べたらまた頑張れた。

人助けの為に病院にいたあーしゃも、人の温かさに救われました。

ダイミジンさん、本当にありがとう!


追記

ロシアの病院の惨状を書きましたが、決して医者の腕が悪いわけではないのです。
エマージェンシーに対応する医者の能力はもしかしたら、最新設備と医療機器に
頼っている日本の医者よりよほど高いかもしれません。
ただ、自国の常識で判断しがちな外国人にとっては、言葉の壁もあり
理解しがたい医療事情ではあると思います。
でも、最新設備がなくても、ベッド数が足りなくて、廊下に寝かされて
いても、働いている医者や看護師さんたちはプロフェッショナル。
そして、少しの付け届けで、急に待遇がよくなったりベッドがあらわれたり
する可能性もあったり、非常にフレキシブルなロシアの病院です。




健康第一。病院に行かないのが一番!

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by asha_moskva | 2016-04-11 22:04 | こんなロシア | Comments(0)
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パリほどお洒落じゃなく、NYほどエネルギーに満ちてないけど、なんか味がある街モスクワをご紹介します。


by asha_moskva
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