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ボリショイバレエ「ジゼル」(11月4日)

今シーズン一番初めのバレエは9月に行われた「21世紀のバレエのスター達」だったのですが、これが可も無く不可もなくのガラで、書く気喪失。 その後もいくつも見たのですが、忙しくて感想をあげないまま、11月に突入してしまいました。 
ちなみに、モスクワは5日(土)からすごく寒くて、日曜の夜はマイナス10度でした。
本格的に冬が始まりましたよ。

ピーテルで観たビシニョーワの公演は後で書くとして、まず11月4日と6日のジゼルを書こうかなと。

4日は今話題のABTから移籍したホールバークのアルブレヒト・デビューでした。

ボリショイバレエ「ジゼル」(11月4日)_f0209878_511403.jpg


オッシーの怨霊ジゼルとどう踊るのかちょっと楽しみだったのですが、正直「ま、こんなもんか」でした。
ロシア人ダンサーばかりみてるせいか、違和感があったなあと。
演技もやぼったかったし。 ま、それは相手がオッシーだからしょうがないのかもしれないが。
でも、立ち姿はきれいでした。 あと、足先がとても綺麗。 すごい甲でびっくり。

1幕の最初の方のオッシーは、ちょっと恥じらいの演技をしちゃったりして、あれ、結構いいかもなんて思ったのですが、それは幻想でした。 狂乱の場面が派手すぎる。(笑) まさに逆切れきちがい女です。
2幕でも、花を持ってミルタの前に出て、許しをこうが、駄目だと、花をボロボロと落とし踊るのですが、それも彼女が踊ると「許してくれないなら、いいわよ、ふん!」の逆切れしたみたいに激しく踊るし。生命力ありすぎの「激しいぜ、ジゼル」なんですよ。

ホールバークは、まず、ワシリエフ版の衣装で出てきてびっくり。(この日はグリゴロ版)
あと、2幕でアルブレヒトがブリゼでミルタの前に進みでるのをやらなかった。
その代わりに真ん中で上に飛んでたけど、あれが得意なんだろうか?

この日は、メルクリエフの森番・ガンスデビューでした。 

ボリショイバレエ「ジゼル」(11月4日)_f0209878_522867.jpg


ボリショイで、既にアルブレヒトを踊っており、そのイメージがあるメルクリエフですが、
まさかの森番デビュー。 でも、なかなかかっこいい森番でした。
やはり彼は演技が上手いなぁと。 
彼の演技をみてて、ガンスって気の毒な人ね、と初めて思いました。(笑)

しかしさ、こんな逆切れジゼルを取り合う、アルブレヒトとガンスの女の趣味ってどうよ?と思ってしまったのは私だけでしょうか?(笑)
by asha_moskva | 2011-11-08 05:31 | 劇場 | Trackback | Comments(0)

パリほどお洒落じゃなく、NYほどエネルギーに満ちてないけど、なんか味がある街モスクワをご紹介します。


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