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エイフマンバレエ「ロダン」(2月19日)

今年のゴールデンマスク賞にノミネートされているエイフマンバレエの「ロダン」を観て来ました。
ゴールデンマスクは前年に発表された新作(バレエ・オペラのみならず、演劇等すべての
劇場作品が対象)が対象のフェスティバルで、
すべてのノミネート作品は2-4月にモスクワで上演され審査委員が評価し受賞作品や
最優秀男女ダンサー等を決めます。
詳しくはこちらをご覧ください。

あーしゃの今年の注目は、ダンサーではBALLET/CONTEMPORARY DANCE/BEST ACTOR
部門でヴィシニョーワとの「Subject to change」でノミネートされている
メルクリエフと作品ではヴィシニョーワの「ダイアローク」とマリンカの
バレエ「真夏の夜の夢」かな。

とはいえ、いろいろ観ようと思ってます。 今のところ4-5本は観る予定
オープニング作品のエカテリンブルグミのバレエ「アムール・ブッフォ」
なかなか洒落てて面白い作品でした。 

さてさて、前置きが長くなりましたが、エイフマンバレエの「ロダン」です。

エイフマンバレエ「ロダン」(2月19日)_f0209878_21595739.jpg


ロダンとその弟子愛人カミーユ・クローデルと奥さんのドロドロとした三角関係のお話です。
カミーユ・クローデルというと、昔、イザベル・アジャーニが主演した映画を
思い出します。
ロダンは奥さんと愛人のどちらも選べず15年間も三角関係は続いたそうです。
すごい才能ある人だったらしいですが、2人の関係が破綻しロダンが奥さんのもとに
戻ったあと、40代後半に発狂してしまい、残りの人生を精神病院で過ごした
可哀相な女性です。

写真は左からロダンの奥さん、ロダン、カミーユです。
赤い服を着た奥さん役のダンサーがすごく迫力ありました。

最初、あまりに前衛的でちょっと山海塾ちっく?なんて思ったのですが、
実はそうでもなく、ちゃんと物語になっていて、なかなか良く出来た作品だなと。
群舞の踊りはスピード・テンポ・技術どれをとってもすばらしく圧巻でした。

最後にはエイフマンが挨拶に出てきました。

エイフマンバレエ「ロダン」(2月19日)_f0209878_2210491.jpg


すごい拍手でした。 
このおっさんモスクワでも人気なんですね。びっくり。
by asha_moskva | 2013-02-26 22:12 | 劇場 | Trackback | Comments(0)

パリほどお洒落じゃなく、NYほどエネルギーに満ちてないけど、なんか味がある街モスクワをご紹介します。


by asha_moskva