エイフマンバレエ「ロダン」(2月19日)
2013年 02月 26日
ゴールデンマスクは前年に発表された新作(バレエ・オペラのみならず、演劇等すべての
劇場作品が対象)が対象のフェスティバルで、
すべてのノミネート作品は2-4月にモスクワで上演され審査委員が評価し受賞作品や
最優秀男女ダンサー等を決めます。
詳しくはこちらをご覧ください。
あーしゃの今年の注目は、ダンサーではBALLET/CONTEMPORARY DANCE/BEST ACTOR
部門でヴィシニョーワとの「Subject to change」でノミネートされている
メルクリエフと作品ではヴィシニョーワの「ダイアローク」とマリンカの
バレエ「真夏の夜の夢」かな。
とはいえ、いろいろ観ようと思ってます。 今のところ4-5本は観る予定
オープニング作品のエカテリンブルグミのバレエ「アムール・ブッフォ」は
なかなか洒落てて面白い作品でした。
さてさて、前置きが長くなりましたが、エイフマンバレエの「ロダン」です。
ロダンとその弟子愛人カミーユ・クローデルと奥さんのドロドロとした三角関係のお話です。
カミーユ・クローデルというと、昔、イザベル・アジャーニが主演した映画を
思い出します。
ロダンは奥さんと愛人のどちらも選べず15年間も三角関係は続いたそうです。
すごい才能ある人だったらしいですが、2人の関係が破綻しロダンが奥さんのもとに
戻ったあと、40代後半に発狂してしまい、残りの人生を精神病院で過ごした
可哀相な女性です。
写真は左からロダンの奥さん、ロダン、カミーユです。
赤い服を着た奥さん役のダンサーがすごく迫力ありました。
最初、あまりに前衛的でちょっと山海塾ちっく?なんて思ったのですが、
実はそうでもなく、ちゃんと物語になっていて、なかなか良く出来た作品だなと。
群舞の踊りはスピード・テンポ・技術どれをとってもすばらしく圧巻でした。
最後にはエイフマンが挨拶に出てきました。
すごい拍手でした。
このおっさんモスクワでも人気なんですね。びっくり。